Saturday, January 2, 2010

コッポラ監督のワイン


年末に、うちの旦那さんがコッポラ監督のワインを買ってきてくれました。
フルーティーなのに甘くなく、良い具合に渋みのある、本当に美味しいワイン。

美しいクランベリー色のワインに、昨夜2人で見とれながら飲みました。

コッポラ監督は,映画事業では興行的に失敗した作品が多く、3度も破産をしたそうです。

でも、このワインビジネスではアメリカ屈指の富豪に君臨!
Niebaum-Coppola Winery では沢山の種類のワインが販売されていますが、娘ソフィア・コッポラの名前のワインも有ります。

私は『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザー2』はテレビで放送される度に、何度観たか分からない程観ている大ファン。
あまりにも何度も観るので、ついに一昨年前にうちの旦那さんがクリスマスに『ゴッドファーザー』3部作のDVDをプレゼントしてくれました。

4枚組のDVDで、そのうち一枚は監督のインタビューや撮影エピソード等、かなり盛り沢山な内容で、『ゴッドファーザー』熱に増々拍車がかかってしまいました。
コッポラ監督が人としても大好きになりました。

ミーティング風景も入っていますが、常に美味しそうなものを食べながら話をしていて、とても可愛らしい人です。

膨大な量の資料も監督が説明してくれていますが、作品への並々ならぬ愛情を感じるものばかりだし、自らの家族への愛情にもあふれる、人間としての深みを感じる人です。


『ゴッドファーザー』のラストのバプティズムのシーンの赤ちゃんはソフィア・コッポラで、記念に娘で撮影をしたそうです。
可愛くて可愛くてたまらないというのが伝わってくるエピソード。

作品の中で、食にこだわるイタリア人の気質満載なのも好きな理由のひとつ。

大ボスであるヴィト・コルレオーネが、小さなマーケットに立ち寄って食材を自ら選んでいるシーン。

ヴィトの右腕のクレメンザが、大事な話し合いの席でもミートボールソースを料理していて、ボスの息子マイケルに秘訣を伝授するシーン。

この人は丸々太っていて、レストランでの食事シーンも実に美味しそうに食べてます。
若く貧しかった頃のヴィトが、奥さんへ梨をひとつプレゼントするシーンは本当に愛にあふれ、みる度顔がほころんでしまいます。

原作者であるマリオ・プーゾがコッポラ監督と共に脚本も制作していますが、
本も何度読んでも面白いです。