Saturday, June 5, 2010

『SUBWAY STORIES』


昨夜、友達に貸す約束をしていたDVDを探していた所、奥から『SUBWAY STORIES』を見つけました。
あまりにも懐かしくて、寝不足続きで1分でも早く寝たいー、と思っていたにも関わらず一気に目が覚め、映画鑑賞タイム!

この映画は1997年にHBOで製作され、劇場公開されていないので有名ではないと思うけれど、ニューヨーカーにとってはたまらない作品なのでは?と思います。
10作品からなる、オムニバス映画です。
お洒落なニューヨークでは無く、あるあるこんな事、いるいるこんな人、という、とってもリアルな内容のお話。
撮影もニューヨークの地下鉄で行なっているので、リアルさに拍車がかかっています。

私は地下鉄が好きです。
色々な人が乗っているから。

私が好きなのは、以下の3作品。

『THE RED SHOES』
地下鉄内での喧嘩の模様が描かれてます。
私の大、大、大好きな『BUFFALO'66』(この映画、何度観たか数えきれない!)のGoonことKevin Corriganが出ていて、良い味を出してます。
インディーズ系の作品に沢山出演している俳優で、この人が出てるだけで、何だか楽しくなるのは私だけでしょうか?
その辺にいそうな人の役どころが似合うなと思います。

『THE 5:24』
一番好きな作品。
朝5:24分発の地下鉄の中で毎朝会う、ウォール・ストリートで働く若者と老人との不思議な交流。
人生を大きく左右してしまう程の大きな賭けに、地下鉄の中で出会った見ず知らずの老人に託す事が出来るか、という内容。
老人役がJerry Stillerで、すごーく良い。
この人にならけても良いのでは?いやいや怪しい、と迷わされます。
バックに流れる軽快なテンポのピアノ曲も素敵です。

『MANHATTAN MIRACLE』
Gregory Hinesが通勤途中のビジネスマンで、自殺をしようとしていると思われる若い女性を対向のプラットホームで目撃するというお話。
全編に流れるビジネスマンが聞いているクラシックミュージックと、危なーい!という、ハラハラ感が対照的で良いです。