Monday, August 10, 2009

『おくりびと』


友達が『おくりびと』のDVDを貸してくれました。

美しくて、とても感動しました。

本木雅広さんをはじめ、山崎努さんらの役者さんが、とてもはまっていました。
動きが美しくて、見入ってしまいました。

山崎努さんが食事中に美味しいですか?と聞かれて答える「困った事に」という台詞が、すごく好きです。
この映画、食事シーンがとても多いです。
しかも美味しそうに食べてます。
生きるという事は、食べるという事なんだなと思います。

先日亡くなられた山田辰夫さん、奥さんを無くされた旦那さんの役で出演されていますが、このシーン、私は涙が止まりませんでした。
本当に素敵な俳優さんです。

この映画の下地になった『納棺夫日記』読んでみたいです。
映画の様に、本当に今でも納棺夫という仕事に嫌悪感を持つ人はいるのでしょうか?
私は素晴らしい仕事だと思います。

何年も前ですが、遺体に化粧をする仕事の話の映画を観た事があります。
イギリスか、アイルランドの映画だったかな?
途中から観たのでタイトルは覚えていないし、インディーズの映画なので有名な作品ではないのですが、この映画も良かったです。

お父さんと二人で暮らしている、見た目を気にしない女性が主人公です。
年よりも老けているだの、太り過ぎだの、遺体に化粧をしていないで自分が化粧をしろとか、結婚はしないのかとか、毎日の様にお父さんに言われていますが、そんなのはどこ吹く風で、我が道を行く、温和だけれど、芯のしっかりした女性です。
毎晩食事の時も「死体を触った後、よくそんなに食べれるな」とも言われてましたが、実に美味しそうに夕食を食べていました。
お父さんも気の良い人ですが、娘の幸せを願うあまりに口うるさくなってしまっている感じでした。
近所でも、死体を触って商売しているとか、汚らわしいとか、陰口を言う人がいるからです。
でも、自分の仕事に誇りを持っていて、まったくブレないのが印象的でした。

また観たいのですが、タイトルを知っている方がいたら教えて欲しいです。